日本協会競技運営部から「暑熱対策について」

記録的な猛暑が続く中、熱中症による健康被害が数多く報告されております。
山形県では、部活動からの帰宅途中に女子中学生が倒れて死亡するという痛ましい事故がありました。
埼玉県のシニアサッカー(O-40)では公式戦後に 40 代の選手が倒れ、亡くなる事故が報告されています。
サッカーファミリー一人一人の安全確保のために、予防の啓発・注意喚起を周知徹底し、厳重な熱中症対策を講じることで万全を期したいと考えております。
今一度、「熱中症対策ガイドライン(別紙)」をお読みいただきき、大会・リーグ戦等の試合時のみならず、日常のトレーニング等における対策・予防を登録チームを通じて周知徹底していただきたくお願いいたします。
周知に当たっては下記の各種情報をご活用ください。また、皆様方が主催される大会や事業においては、様々な対策を講じながら運営・実施いただいていると思いますが、ガイドラインを再確認の上、万全の対策を講じていただきますようお願いいたします。
危険な状況下でのサッカー活動は躊躇なく中止や延期等の判断をしていただきますようお願いいたします。

1.対策のポイント
1)熱中症対策ガイドライン(別紙)の再確認
試合だけでなくトレーニング時にも熱中症ガイドラインを準用して対策を講じること

2)選手・スタッフに対する事前の体調管理の徹底
睡眠や食事をしっかり取っているなど、万全な体調で臨むこと、体調面で不安がある選手はプレー/トレーニングさせないこと

3)プレクーリングや深部体温を下げるための対策
プレクーリング(ウォーミングアップ後にカラダを冷やしてから試合に臨むこと)をはじめ、ハーフタイムや試合後に身体を冷やす(深部体温を下げる)ための対策を講じること

2.参考情報
1)JFA ホームページ「暑熱対策・水分補給」メディカル
https://www.jfa.jp/medical/heat_measures_hydration.html
2)JFA ホームページ「熱中症予防」フィジカル・フィットネスプロジェクト
https://www.jfa.jp/coach/physical_project/heatstroke.html