技術指導部

少年サッカーのねらいと活動方針

選手育成 ・Tリーグ・中央大会・東京U-12選抜参加の各種大会技術分析
・女子トレセン(東京TC/チャレンジTC/5年生TC)の運営・指導
・地域トレセン、ブロックトレセンとの連携・協力
・東京U-12トレセンの指導補助
・関東トレセンU-12の運営、指導者・選手派遣
・ナショナルトレセンU-12関東の運営、指導者・選手派遣
・少年指導研究(WG)(東京都の選手に合った指導)の企画・立案
・少年指導・育成方針の立案・検討(Tokyo U-12’s way)
・U-6、U-8、U-10年代の指導普及の企画・立案
・海外交流遠征の企画・立案 選手選考・派遣
・ガールズエイト・関東選抜大会への参加 選手選考・派遣
指導者養成 ・東京U-12選抜参加の各種大会技術分析報告
・指導者養成(指導者講習会へのトライアル開催・参加依頼・情報提供)
・公認C級・D級コーチ養成講習会等の開催
・各ブロック及び連盟技術指導部員の指導技術向上
選考・強化 ・関東MTM・静岡カップ・埼玉交流戦・十文字カップ・ガールズエイト・関東選抜大会
・女子5年生選抜・トーマスカップ女子選抜
・その他、海外遠征派遣選手 
・中央大会・東京都選抜大会の優秀選手選考
普及 ・M1・M4の運営・指導
・グラスルーツフェスティバルの運営・指導
運営補助 ・U12リーグ1部・中央大会・東京都選抜大会の運営補助

<目的>

少年期におけるサッカー選手の指導で最も重要なことは、長期的な視野に立って一人一人の選手に目を向け、その選手が「完成期(20歳前後)に向けて、フェアでたくましい選手として大きく成長すること」につなげていくことである。
そして、サッカー選手の育成にとって、最も大切なゴールデンエイジと呼ばれる年代(8~12才頃) に、サッカーの技術・戦術だけでなく、人間性も含め、さまざまな面からアプローチして育成することが、選手のその後の成長に大きく影響を与える。そのため、
1.少年期(6~12才)の発達段階を考慮し、基本的な技術・戦術、人間性の育成を図る。
2.少年サッカー指導に携わる方々に向けた研修の機会を設け、指導者の養成を図る。
3.育成活動及び強化活動を通じて、東京都全地域から優秀な選手を選抜し、より高いレベルの選手同士による刺激を効果的に引き出し、さらなる成長と東京都U-12年代全体のレベルアップを図る。
ことにより、より高い技術レベルの向上を図る。
これらのことを達成するため、(公財)東京都サッカー協会技術委員会、東京都少年サッカー連盟に所属する各ブロック関係者、チーム指導者、そしてすべての少年サッカーに関わる人達と協力し推進する。

1.指導・育成方針

◎東京FA「東京トレセン育成方針」より
「選手育成」=「個の育成」
〇 U-12年代で目指す選手像
・サッカーを楽しみ仲間と関わる
・動きながらのテクニック
・両⾜差異なく扱う
・個⼈戦術導⼊
〇 U-12年代における指導方針
・サッカーの原理原則(全体像)に基づいた指導
・テクニック(攻守)・・質の追求と徹底
・個⼈戦術の導⼊からサッカー理解獲得に向けた指導
*育成年代=全員を改善する
  ⇩ ⇩ ⇩
◎私たちが目指す理想の選手像  ⇒「Tokyo U-12’s way」
①サッカーの特性を理解し、楽しさに触れながらプレーする選手
②観て判断する選手
・次のプレーを意識し、どのタイミングで、何(ボール・ゴール・味方・相手・スペース)を「観る」のか理解する。off the ballの場面で「観る」ことにより、判断を伴ったテクニックの発揮ができる。
③判断を伴ったテクニックの発揮をする選手(ファーストタッチの質・プレーの選択)
・左右同じようにボールを意のままに扱える確かな技術、ボールを簡単に失わない確かな技術。
・on the ballの場面で周りを「観る」ことのできる技術+ベースとなる確かな技術の定着。
・個人戦術の理解とプレーでの具現化→攻撃の優先順位、守備の優先順位。
④攻守に関わり続ける選手
 ・「ボールに寄る」「パスしたら動く」「周りを観る」「ボールを奪いに行く」「off the ballでの動きの質」
⑤積極的にコミュニケーションできる選手 
・積極的に自分の考えを伝え、他者の思いを受けとめることができる選手を育てる。
⑥リスペクトの心をもてる選手 
・勝利のために全力でプレーすることは大切であるが、「勝つためには手段を選ばない」という考え方を断固排除することがフェアプレーの原点である。さらに相手・審判員・味方・競技役員・観客・競技場・施設・用具等に対しても、リスペクトの心をもつことを啓発・推進していく。 

2.活動計画 2023年度

(1)ワーキンググループによる技術分析・報告(Tリーグ・中央大会・東京U-12選抜参加の各種大会)
◆令和3年度 ⇒ 「Tokyo U-12’s way」の検証・改善
これまで進めてきたワーキンググループによる技能分析結果をもとに、2019ワールドカップ・ロシア大会をはじめとする現代サッカーのトレンド、JFAの育成方針、そして東京都で活動する全てのU-12年代のサッカー選手の現状をもとに、検証・改善を図る。

(参考「ワーキンググループ活動のこれまでの経緯)
◇平成23年度 → 8人制へ移行を見据えた有効性の検証
・触球数 (1試合1人当たり:8人換算、ポジション別)
・シュート数(ペナルティエリア内・外)
・シュート数(ポジション別) 
・ペナルティエリア侵入回数
・オーバーラップ回数 
◇平成24~25年度 → プレーの質の追求
・パス4本成功=ポゼッションできている(FIFAの基準を採用)
・GKのプレー選択と成功率
・継続検証からの時系列比較
◇平成26年度~
・ゴールを目指しながらのボール保持状況の分析
・ボールを奪う
・GKのプレー選択と成功率
☆各種大会ごとに「テクニカルレポート」を作成し、振り返るとともに連盟HP等で発信していく。

(2)大会優秀選手の選考
少年連盟主催の中央大会において顕著な活躍をした選手を大会優秀選手として表彰する。
なお、大会優秀選手はその大会で活躍した選手を表彰しその栄誉を称えるもので、トレセン選手、及びトレセン
候補選手ではない。
< 選考する大会 >
・全日本少年サッカー大会東京都大会     ( 6年 )< 20名 >
・トーマスカップ東京都選抜少年サッカー大会 ( 6年 )< 20名 >
・JA東京カップ東京都5年生サッカー大会  ( 5年 )< 20名 >
・フェアプレーカップ東京都少年サッカー大会 ( 4年 )< 40名 > *4グループ各8名+女子
< 選考基準 >
・前述の理想の選手像 ⇒「Tokyo U-12’s way」がベースとなる。
・その他「印象に残るプレー」「チームの勝利への貢献度の高さ」「得点やアシストの数」等を加味する場合がある。

(3)トレセン関連(予定変更あり)
☆東京トレセンU-12  会場:清瀬内山運動公園、駒沢オリンピック公園補助競技場など
①4月8日(土) 選考会②4月22日(土) ③5月13日(土) ④6月17日(土) ⑤7月22日(土)8月26日(土) 追加選考 ⑥9月16日(土) ⑦10月14日(土) ⑧12月9日(土) ⑨1月20日(土)
☆関東トレセンU-12マッチデー :東京トレセンより選考された選手が参加
12月2日(土)~12月3日(日)  会場:鹿島ハイツスポーツプラザ
☆ナショナルトレセンU-12関東:関東トレセンU-12マッチデーにて選考された選手が参加
1月6日(土)~1月8日(月祝)  会場:鹿島ハイツスポーツプラザ

(4)強化・育成活動〈少年連盟:東京都U-12選抜〉
【夏】
・選手選考会 4月下旬  (U-11)
・強化練習会〔選抜選手〕 5月中=1日間、6月中=1日間 (U-11)
☆『葛飾チャンピオンシップ』  6月24日(土)~6月25日(日)(U-11)
・選手選考会 7月初旬
・強化練習会〔選抜選手〕 7月中=3日間、8月中=4日間の予定
☆『MTM関東大会』 7月15日(土)~7月17日(月) 会場:群馬県前橋市
☆『海外遠征』  実施予定無し
【冬】
・選手選考会 1月中旬~下旬
・強化練習会〔選抜選手〕 2月中=4回程度
☆『第33回関東選抜少年サッカー大会』 3月2日(土)~3月3日(日) 会場:群馬県前橋市

(5)指導者養成
☆公認C級コーチ養成講習会【少年連盟コース】   
※予定 日時未定 会場:未定
☆公認D級コーチ養成講習会【少年連盟担当インストラクター】 
※随時開催予定
☆指導者講習会
※予定 日時未定 会場:未定

(6)普及活動
★M1
①U-7~U-9  キッズフェスティバル 各ブロック 年1回~2回の実施
※少年連盟「普及部」を中心に、各ブロックで運営
★M4
①キッズエリート U-10対象 4会場 年1回 研修試合、指導者講習会を実施
※少年連盟「普及部」を中心に、各ブロックで運営
★JFAグラスルーツフェスティバル
※年2回開催(東地区・西地区)へのブロック技術指導部スタッフの派遣協力を通じた、 「サッカーとの出会いの場」を創出する運営ノウハウの吸収とブロックへの還元

3.トレーニングセンター 


◎東京FA「東京トレセン育成方針」より
「選手育成」=「個の育成」
〇 U-12年代におけるトレーニングテーマ
・攻撃テーマ(動きながらのテクニックは必須)
1、ボールを保持しゴールへ向かう(ビルドアップ)
2、ゴールを決める崩しからのフィニッシュ
・守備テーマ(チャレンジ&カバーは必須)
3、⾼い位置/中盤からも積極的にボールを奪う
4、ゴールを守るとともにボールを奪う

(2)実施の目的
1.東京都の優秀な選手をより高い環境でプレーすることで、選手同士による刺激を効果的に引き出し、より高い技術レベルでの向上を図る。
2.少年期の発達段階を考慮した基本的な技術、戦術、人間性の向上を図る。特に、人間性はゲームマナーやルールを守る等は勿論、あいさつ、服装、言葉遣い、礼儀等の指導を行い、より良い社会人への育成を図る。
※この様な内容を考慮し、選手一人一人が将来いかに成長するかを目的とする。

(3)トレセンの選手選考について
1.東京トレセンU-12選手は、各地域トレセン推薦選手より4月に選考する。その後9月に各地域トレセン、少年連盟からの推薦による選考会を実施し追加する。以後状況に応じて随時追加する。
女子については、5年生時の東京トレセン女子に参加した選手に各ブロックトレセンに所属する女子選手を加え実施する。
2.東京トレセン、地域トレセンとブロックトレセンの選手は重複しない。
東京トレセンと地域トレセンの選手も重複しないことが望ましい。
*より多くの選手にトレセンの機会を与える。
*但し、東京都選抜少年サッカー大会は、すべてのトレセン所属選手が出場できる。
3.6年生主体に選考する。5年生は若干名(6年生と同レベルであること)
4.各地域トレセンの推薦選手は、東京都技術委員会育成部・地域担当委員、少年連盟技術指導部員の協議にて決定する。
※次年度最終トレセン参加選手の名簿を東京都サッカ-協会に報告。
5.東京トレセンU-12より、東京トレセンUー13選考会へ選手を推薦する。(Jクラブ進学者除く)

(4)選考基準
・前述の理想の選手像 ⇒「Tokyo U-12’s way」がベースとなる。

(5)トレセン指導者について
○・東京トレセンU-12の指導者は、東京都サッカー協会指導育成部が行い、少年連盟技術担当部員が補助する。
 ・東京地域トレセンU-12の指導者は、東京都技術委員会・指導育成部、少年連盟技術指導部が推薦する。
○1~16ブロックトレセンの指導は、各ブロックの技術指導部が行う。
○各指導者は、D級、C級、B級コーチ養成講習会やリフレッシュ研修会に参加して、指導技術向上に努める。
○2種、3種、女子の指導者と積極的に交流を図り、指導方法などの情報交換を行う。

選手人数 指導者 開催期日 指導内容・時間・回数
東京トレセンU-12 約60 8+補助 年間計画による ・U-12年代の課題
・2時間
・10回程度
地域トレセンU-12 5,6年各10~20 責任者1 指導2 庶務1 年間計画による ・2時間
・年間10回程度
ブロックトレセン 30前後 4~5 年間計画による ・2時間
・年間10回程度

☆前述の理想の選手像 ⇒「Tokyo U-12’s way」がベースとなる。
※選考にあたっては、多くの要素を備え持った選手がよいが、顕著なストロングポイントがある(例えば技術習得は十分でないが、卓越したスピードがある)選手も選考対象になり多方面から考察した上で決定する。
※5年トレセンは、U-12トレセンに推薦する選手選考につなげるためにできるところは実施。
※前年度の各ブロックトレセン報告は。2月末までに提出する。

(6)トレセン参加にあたって
○トレセンに参加する選手は、 チームの代表者 及び 保護者の承諾が必要となる。
○事故・疾病に対しては応急の処置は行うが、それ以後はチームならびに保護者の責任において処理する。

(7)東京都U-12地域・構成(※東京都サッカー協会の地域割りに準ずる)
第1地域 5B、7B、8B
第2地域 4B、6B、
第3地域 1B、2B、
第4地域 3B、13B
第5地域 14B、15B
第6地域 9B、10B
第7地域 11B、12B

※少年連盟統括責任者 米原 隆幸(東京都サッカー協会第4種技術委員長)
※トレセン活動責任者 安藤 力也〈東京都サッカー協会第4種担当ダイレクター〉
           石井 友己(東京都サッカー協会第4種担当チーフ) 

☆東京トレセンU-12担当 インストラクター
安藤力也、藤原和彦、米原隆幸、秋山敬貞、南英明、斎藤拓、鈴木健生、GK=芹澤雅人・栗山孝幸

少年連盟担当
(男子)大越信幸、小山剛己、伊藤健司、赤坂幸紀、渡辺哲雄、今村孝太郎 GK=本多竜次、他数名
(女子)長尾幸二、神長雄太、加藤裕介、佐々木崇、後藤真由美、丸山寛之、工藤正使、飯塚泰之、那須野達也、大野常幸、濱野暖、吉田和弘、GK=小山桂、他数名
※関東トレセン担当 〈インストラクター〉 斎藤拓、 鈴木健生

(8)女子トレーニングセンター
目的・選考基準・実施日等については4種トレーニングセンターに準ずるが、U-12年代の女子選手の普及及び育成のため、下記のとおり女子トレセンの活動を行う。
①東京トレセンU-12女子 (1~16ブロックの女子選手50~60名程度)
②5年生女子TC (1~16ブロックの5年生女子選手20~30名程度)
※各ブロックからの推薦選手及び令和4年度5年生女子TCに選出された選手で選考会を行い、上記トレセンへの参加を決定する。
※ 東京トレセンU-12(4種)と一緒に活動する女子選手は、東京トレセンU-12の活動を優先し、関東トレセン(都県TCによるマッチデイ)から女子の活動に参加する。  

・強化活動(東京都U-12女子選抜)
 【夏】
・選手選考会  ※トレセン活動にて選考
・強化練習会〔選抜選手〕日時未定
☆『トーマスカップ選抜大会』 7月1日(土)~7月2日(日) 
☆『MTM関東大会』 7月15日(土)~7月17日(月)会場:群馬県前橋市
☆静岡カップ 7月29日~7月30日
☆宮城遠征  7月29日~7月30日

【冬】
・強化練習会〔選抜選手〕日時未定
☆『5年生選抜大会』 1月20日(土)・1月27日(土)
☆『JFAガールズ・エイトU12(関東)トレセンプログラム』 2月24日(土)~2月25日(日)会場:茨城県ひたちなか市

☆女子東京トレセンU-12 
会場:清瀬内山、葛飾水元総合など ※日程が変更になる可能性があります。
①4月29日(土)※5年6年選考会 ②5月3日(水)※6年選考会 ③5月4日(木)※5年6年選考会 ④7月1日(土) ⑤7月2日(土) ⑥8月26日(土) ⑦9月2日(土) ⑧9月10日(日) ⑨11月23日(木)⑩12月2日(土)~3日(日) 関東トレセンリーグ⑪12月10日(日) ⑫1月14日(日) ⑬1月21日(日)関東トレセンリーグ ⑭2月3日(土) ⑮2月24日(土)~25日(日)ガールズエイト


役 員

部長 米原 隆幸  全体統括 (東京FAU-12技術委員長) /資格認定インストラクター (47FAチューター)
アドバイザー 窪田 高博 総合管理 
東京U-12ダイレクター/アドバイザー 安藤 力也 東京TCインストラクター/資格認定インストラクター (47FAチューター)
アドバイザー 藤原 和彦 東京TCインストラクター/資格認定インストラクター (47FAチューター)
副部長(女子担当)  長尾 幸二  東京女子U -12インストラクター/資格認定インストラクター (47FAチューター)
副部長(男子担当)  斎藤 拓  東京TCインストラクター/関東TCインストラクター   
東京FAU-12トレセンチーフ   石井 友己 東京TCチ-フインストラクター/連盟強化兼任   
技術指導部普及チーフ  佐藤 格史 普及担当チ-フ (フェスティバル・キッズ・その他)